栃木県の地形と活断層

 

   上記図面内の、赤い三角は活火山です。栃木県内の活火山は
  右上部の那須が岳(茶臼山)と左端の日光の白根山です。 一応
  、上部中央の高原山(塩原)や白根山の右側にある男体山(日光)
  も火山なのですが現在休眠中です。
   現在、一番活発で、最近、極小型の火山性地震をたびたび起こ
  しているのは、左の白根山です。

   なお、地震で一番怖いのが地割れです。活断層は、過去の地割
  れの跡で、地盤が弱い所です。 大きな地震のたびに地割れを起
  こす所です。

   県内で一番気を付けなくては、ならない断層は矢板地区
  から那須地区に、またがる関谷断層といえるでしょう。


  1986年までの主要な地震の発生状況図

  日光白根山付近の地震は、100〜200年単位で発生しており、
 まだまだ、現役の活火山であり、注意すべき地域であるといえる
 でしょう。

  塩原の高原山は、江戸時代(1683年)の大型地震を最後に、
 休眠状態にあります。 この活動周期は歴史上では1000年以上
 の周期となっております。

  即ち、鬼怒川・川治地区の次の大型地震や火山の噴火は、
 2600年以降になるので、600年以上後ということです。ご安心
 ください。

  那須の茶臼山は、現役の活火山です。江戸時代(1659年)の
 地震依頼大きな地震は起こしていませんが、注意は必要です。


 1987〜1996年までのM2以上の小地震を含めた地震分布図

  上図内の、ほとんどが火山性の小地震です。

   近年で注意すべきは、やはり活火山である、日光白根山
  ・男体山の影響がある、日光・足尾・小来川地区ですね、
  小さな火山性の地震が集中しております。


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